1. Hi everyone! ★ 2014/07/26(土) 21:36:48
           no title
 人気のメッセージ・アプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEが今週発表した新機能は、シリコンバレーのアプリ「スナップチャット」を思い起こさせる。つまり、ユーザーは数秒で消滅するテキストや写真を送ることができるのだ。

 新機能では、一定の時間が経過すると送信したメッセージがLINEのサーバー上から消去される。これはモバイル版のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にとって、プライバシーとセキュリティーがいかに大切かを物語るものだ。こうした流れから、「テレグラム・メッセンジャー」など、メッセージを暗号化して送信するアプリがユーザーの人気を集めている。

 LINEは韓国の検索サイト大手ネイバーの日本法人が開発・運営している。LINEは公式ウェブサイト上で、新機能「Hidden Chat(隠しチャット)」を発表。このアプリを使えば、ユーザーはテキストや画像を設定した時間だけ送信した相手の画面に表示することができる。

 新機能を使ったやりとりは、通常のチャットページとは別のチャットルームで交わされる。ユーザーは2秒から1週間までの間で期限を設定でき、この期限が過ぎればメッセージはチャットルームから消え、アプリのサーバーからも完全消去される。

 登録ユーザー数が5200万人以上に上るLINEは5月以降、国内で発生した数多くの不正ログイン事件に悩まされた。LINEのサーバー自体に問題は起きていないが、ハッカーはユーザーのパスワードを探り出し、アカウントを乗っ取ってそのユーザーの友人に偽の
メッセージを送るのだ。

 LINEの広報担当者、山田葉月氏によると、隠しチャット機能を追加させるという決定と最近の不正ログイン事件とは関係がない。
新機能はあらゆるコミュニケーション需要に応えようとするLINEの試みの一環だという。当面、日本と中国では隠しチャット機能は利用できないが、山田氏はこれについて、LINEが市況を見ながら新機能の利用できる範囲を広げる計画だからだと述べた。

 LINEや中国の「微信(WeChat)」、韓国のカカオトークなどメッセージ・アプリ大手はここ数年、お互いに似た機能を追加してきた。
例えば、アプリ3社はいずれも写真のシェアやモバイルゲーム、かわいらしいスタンプ機能などを提供している。米フェイスブックが190億ドル(約1兆9000億円)での買収を発表したワッツアップは昨年、録音されたボイスメッセージを簡単に送信できる機能を追加した。
微信ユーザーの間ではすでに似たようなボイス機能が広がっていた。

ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304067104580050743461538082
写真=LINEの「隠しチャット」機能はセキュリティー重視


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